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[中山七里] 切り裂きジャックの告白 [小説]

「ドクター・デスの遺産」が映画化されたので読んでみようと思ったら何とシリーズものであることが判明。文庫化されているものを全て購入。


2015年4月に2時間ドラマとして映像化されたらしい。観た記憶は皆無。

東京都内の公園で臓器を全てくりぬかれた若い女性の死体が発見された。やがてテレビ局に”ジャック”と名乗る犯人からの声明文が送りつけられる。その直後、今度は川越で会社帰りのOLが同じ手口で殺された。被害者2人に接点は見当たらない。怨恨か無差別殺人か。捜査一課のエース犬養刑事が捜査を進めると、被害者の共通点としてある人物の名前が浮上した。



シリーズ1作目として登場人物の紹介がある。2作目以降は1作目で登場人物像を知っていることを前提に話が進むから・・・。取りあえず1作目から読んで正解。


切り裂きジャックの告白 刑事犬養隼人 「刑事犬養隼人」シリーズ (角川文庫)

切り裂きジャックの告白 刑事犬養隼人 「刑事犬養隼人」シリーズ (角川文庫)

  • 作者: 中山 七里
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA
  • 発売日: 2014/12/25
  • メディア: Kindle版


第1の殺人事件→脳死判定→ドナーとなった息子の臓器に会いに行く母親。この流れで一連の事件が臓器移植に関係すると嫌でもわかる。

正直、ドナーになった息子の臓器に会いに行く母親は気持ち悪いと思う。だから最後のシーンも気持ち悪い。そもそも臓器の行き先を教えないと臓器提供をしないと脅されて(?)話してしまったコーディネータも悪いのだが。


正直真犯人には疑問。殺したあと時間をかけずに手際よく臓器を摘出しているように思えるからだ。いくら医師でも専門領域が違うのに手際よく全臓器を摘出できるものなのだろうか。

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