[中山七里] ヒポクラテスの憂鬱 [小説]
「ヒポクラテスの誓い」の続編。こちらは映像化されていないと思われる。
埼玉県警のホームページの掲示板に『修正者(コレクター)』を名乗る書き込みがあった。今後県下で起きる自然死・事故死に企みがないかどうか見極めろという。同日のアイドルの転落死にも言及したため、県警の小手川と浦和医大法医学教室の助教栂野真琴は再捜査と遺体の解剖に臨んだ。
結果、炙り出されたアイドルの秘密と解剖制度の脆弱さとは?
前作同様ベースとなる「修正者」のなる話の上に短編6編が乗っているという感じ。
アイドルの転落死、幼児の熱中症、焼死したカルト教祖、行き倒れた老人、遺体のない解剖、コレクターの正体が首吊り案件以外は前作から出ていた身内だったこと。後味が悪い。
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